現代社会においては、すべての人が多様な場と状況において,情報システムとかかわらざるをえない。
その際に正しくかつ適切な対応をするためには、情報の技術面だけでなく、その人間的および社会的な側面の正しい理解が必要である。
これは情報社会人の基本的素養であり、“知ることによって無知から自由になることができる”という意味であるリベラルアーツそのものと言うことができる。
本科目の目的は、このような素養を講義と演習とを通じて身に付けることである。
具体的には
- 情報の人間に関連する側面
表現,認知,伝達 - 情報の社会に関連する側面
情報システム,情報関連の法,技術と社会 - 情報の問題解決に関する側面
データと計算のモデル,計算の複雑さ
のそれぞれを、独立にではなく、他の側面の理解が可能なレベルまで掘り下げて学ぶ。
この科目の目的は、いわゆる「利用・活用」の方法を習うことではない。
なお、高等学校の教科「情報」で学ぶ項目のうち、機器操作の方法、WEBブラウザ、電子メール、ディジタルの概念、著作権・知的財産権の基本、などは「既習」であることを前提とする。
※「情報」初回の授業は情報教育棟大演習室[E31またはE21]で行う。
※新入生学部ガイダンス内でおこなわれるECCS利用者講習会を欠席した人は、必ずオンライン新規利用者講習を受講しておくこと。
参考URL:https://sites.google.com/site/iebtokyouniv/home/edu/information/
教科書: 「情報 第2版」